ざっくりと出来るようになってから

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こんにちは、仲林です。

今回の記事は、私自身が曲を仕上げる時に実践している内容です。

初心者時代、初見の曲を見事に弾きこなすジャズピアニストを目の当たりにし、大変驚いたものです。

こんな風にすぐ弾けたら楽しそうと思いながらも、どうすればいいかわからず地味に練習しておりました。

試行錯誤していくなか、いろんな演奏機会をいただいたおかげで、

現在はご依頼頂いたピアノ伴奏を1週間ほどで納品できるようになりました。

今振り返ると、目指していた結果は

「練習無しでざっくりと出来る最低限レベルの底上げ」でした。

底辺が自分自身の実力なんだと気付いたのです。

 

初心者時代はひたすら丸暗記

私自身、ピアノ初心者の頃は1曲を半年かけて練習。

細かく譜面に書き込みますが、読みながら弾ける筈もなく(T_T)

丸暗記するまでひたすら同じ箇所を弾きまくる日々です( 一一)

この作業(と言うくらい単調)をするモチベーションは長続きしません。

曲の一部分だけをひたすら弾くのですから(;´Д`)

もはや苦行です(~_~;)

長続きしないので仕上がるまでの期間も長くなってしまいます。

 

覚えられる曲数に限界を感じる

ようやく1曲弾けるようになって新曲に取り掛かります。

そしてまた覚えるまでの反復練習です。

「自分が弾きたい、好きな曲だから」

とがんばってはいますが、しんどいものです。

しかも、新曲を練習していると以前覚えたはずの曲を忘れてしまっています。

すると「覚えた曲のおさらい」が追加されてしまうんですね~(>_<)

この繰り返しで維持できたのは7曲が限界でした。

ピアノソロのインスト曲でしたのでずいぶん細かく、凝りに凝って録音もしていました。

今はもう弾けませんが幸いに音源残っております。

良かったら聞いてみてくださいね。

根性で収録したのは全5曲。

せっかくだからピアノインストのミニアルバム作っちゃおうかな(^^)/

 

気晴らしにオープンマイク

ピアノは音楽教室でしたので、

年1回の発表会の為に悶々と練習する日々ばかり続いておりました。

ちょっと鬱々としていたころ、オープンマイクという企画があることを知ります。

素人歓迎の飛び入りライブですね。

なんとありがたい企画でしょー(^_^)ノ

ストレス発散の為、一人カラオケに引きこもりがちでしたが、

ピアノもコードでなんとなく弾けるし、

ここは一つ弾き語りで出てみようと思い立ちます。

 

弾き語りで気づいたこと

簡単なコード弾きで思い切って歌ってみました。

すると、なんということでしょう(^o^)

意外にも受けたんです、これが。

超単純な事しかしてないのにです。

今までなんだったんだろうとあきれると同時に、

細かいことを指摘され気にするあまり、

こぢんまりと演奏していた自分に気付きます。

 

コードのみで弾けたらメロディを追加

コード弾きだけでもある程度通用する事がわかりました。

次の段階は、イントロにメロディを入れてみます。

そうすれば少しイントロっぽくなりますよね。

間奏やエンディング(アウトロ)も同様に仕込んでいきます。

1・2音だけでも単音があるだけで印象が変わってきます。

まずは出来るところから少しずつ増やしていきました。

 

仕上げは通しで

細かいところもある程度弾ければ充分です。

やはり全体の流れの中で弾けるようにしたいので、曲を通しで弾きます。

ここで大事なポイントです。

ミスったからといって、曲の流れを止めて

弾き直すのだけは止めましょう。

これをやっちゃうと

弾き直す「練習」をわざわざしちゃってるので、クセになります。

すると本番でも「弾き直しちゃう」のでまずいです。

「私ミスりました」とわざわざ言うようなものです。

聴く側にモロにばれます。

弾き直さないでスルーした方がぜっっったい良いです。

まずわからないです。

演奏後に「間違えちゃったー」って言っても、

「え、どこ間違えたの?」って言われます。

一般的には音1つ1つまで覚えてないですから。

それに前提として、ミスなしで弾けるのはあり得ません。

今でも私、ミスります。

気づかれたところで差し支えありません。

堂々とミスをスルーしてますから。

それでいいーんです。

 

そして楽しくなる

結果、細かいところが気にならなくなり、楽しめるわけです。

聴いていただく皆さんも楽しみたいだけです。

一緒に楽しみましょうね。

 

それではまた( ̄0 ̄)/

楽しい音楽ライフのために!

仲林

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