拓郎age 3rd オムニバスアルバム 制作レビュー

CD制作

音源編集担当として

こんにちは、仲林です。

毎年恒例の企画となって参りました。

拓郎ageのお客さんのオリジナル曲を一堂に会したアルバム制作。

今年も音源編集担当として制作に携わることとなりました。

リリースから1ヶ月ほど経ちましたが、評判も上々o(^-^)o

ヘビーローテーションで聞いていただけたりと嬉しい限りです(^_^)/

今回は制作サイドとして、またリスナーとしてのレビューも綴ってみたいと思います。

タイトル

今回のアルバムタイトル、

もちろん決めたのは拓郎ageマスター「小林修司」氏。

吉田拓郎ファンすら思いも寄らないタイトルです。

それは、

「地下鉄にのって

たどり着いたら

ああ、拓郎ageだったね」

です。

ちゃーんとお店の宣伝も入れてくるあたり。

拓郎ageマスター、抜け目がありませんな。

ジャケット

今回のジャケットデザインは参加者の皆さんの顔が見える仕様となっております。

私自身、面識のある方もない方もいらっしゃいます。

皆さんの演奏している姿、想像出来ませんか(^▽^)

2枚組仕様

今回のご参加は総勢21組。

沢山ご参加いただきまして、大盛り上がり(^_^)/

1枚では収まりきらず、堂々の2枚組仕様とさせていただきました。

Disk1は11曲、Disk2は10曲の収録です。

版面デザイン

版面は拓郎ageマスター「小林修司」氏のシルエットをモチーフに色違い仕様となっております。

 

楽曲レビュー 

Disk1コンセプト

Disk1は「爽やか系の楽曲」でまとめようとテーマを決めて選曲させていただきました。

その中でも飽きないようアクセントを考え、曲順を決定しました。

時折思い出を振り返るように、繰り返し聞いていただけましたら制作に携わった者としてこの上ない喜びです。

Disk1楽曲紹介 ※アーティスト名のため敬称略でご了承ください。

1. いっしゃん「15秒の奇跡??(長野電鉄の唄)」

長野のアーティスト「長谷川 綾」のブログ記事をアイデアに作詞されたようです。

日常の偶然な出来事を歌詞に仕上げ、シンプルながら王道のフォーク弾き語りスタイル。

Disk1のトップを飾っていただきました。

2. お邪魔虫partⅡ「桜の季節の前に」

男性二人組のユニットです。

サイモン&ガーファンクルを彷彿とさせるイントロから入り、ギターも手の込んだ演奏です。

そして何より、さわやかな歌声のコーラスワークは聞き所ですよ~o(^-^)o

3. 唐沢佳人「風をあびて」

拓郎ageでは「からちゃん」と呼ばれております。

第1弾は「5拍子の曲」を書き上げて発表し、衝撃を与えておりました。

今回は軽快な3フィンガーを駆使したギター弾き語りの爽やかな楽曲です。

短めの曲ですが、それも風のように吹き抜けていく演出ですね。

4. 前島啓伯「あいつ」

拓郎ageではコラボさせていただいたり、前回のアルバムではアレンジを担当させていただいたり。

はたまた公民館で出張演奏したりと多岐にわたりお世話になっておりますm(__)m

優しいお人柄で親しまれている「前ちゃん」はわたくしもファンの一人です。

今回の曲も前回と同じく、実際の出来事から制作された1曲。

優しい歌声から男の友情が伝わってくる楽曲に仕上がっております。

アレンジも自ら行い、娘さんの使用していたエレクトーンでMTRに多重録音。

自ら演奏して仕上げた力作となっております。

コンポーザーとしてのデビュー作ですね。

生粋の吉田拓郎ファンだけあって、

サビの「さよなら さよなら 一人で遊んでいろよ」の所でのユニゾンのコーラスは拓郎っぽいアレンジだなーと感じました(⌒∇⌒)

5. Rin(鈴木 淳)「抱かれている」

甘ーい歌声でのバラードですのでモテそうですね。

思わず「上手いなー」と声に出してしまいました。

建築士の本業の傍ら「弾き語りコミュニティーライブハウスRin」を経営されています。

拓郎ageの常連さんからも評判が良いので、機会を見て訪れてみたいものです。

6. しばさきひろし「大人になりすぎた青春たち」

イントロからブルースハープとギターカッティングの王道フォークスタイル。

かつて大人に反発していた若者が、「大人になってしまった」やるせなさ。

現実をひしひしと実感する「等身大」の楽曲に仕上がっております。

7. もりやすし「花火」

今回もマルチプレイヤーとしての実力をいかんなく発揮されていますよー。

ロックポップ風のアレンジで曲自体は20年前に書いたものとのこと。

青春の思い出の1ページという歌詞ですね。

自分は青春時代がなかったので、いいなーと想像しながら聞いております。

8. 相澤大介「セパレート」

トップドックレコードという事務所所属のアーティストとして東京で活動されています。

ラブソングを中心に沢山楽曲を書かれています。

今回は失恋ソング。

一人取り残されてしまった孤独を描いた楽曲。

シンプルな弾き語りで切なさが伝わってくるようですね。

9. 小林修司「遠い日」

ここで拓郎ageマスターの登場です。

今回の楽曲は私がアレンジと演奏を行いました。

事前に「御幸薫」さんという方のアレンジ譜面で発注いただきました。

イントロ・アウトロのメロディやコード進行、曲構成は譜面通りに演奏させていただいてます。

壮大なさわやかな雰囲気にとのリクエストで仕上げさせていただきました。

はるか遠いノスタルジーを感じていただければと思います。

10. Lepel (Boss&Uca)「Strawberry Cake」

ご夫婦ユニットのLepel(レーペル)

ご自身で楽曲制作チームを持っており、さすがプロの仕上がりとなっております。

拓郎ageではどろどろの楽曲を歌われることが多かったのですが、

今回は幸せいっぱいの楽しい素敵な楽曲。

最近結婚式も挙げられたこともあり、お二人の仲の良さが感じられますね。

聴いてくれる皆さんにも幸せを運んでくれる1曲です。

11. エスプレッソ「Bluesを聴きながら・・・」

長野の音楽界では有名な二人組ユニット、エスプレッソ。

ここでDisk1のトリを飾っていただきましょう。

先にリリースされていたオリジナルアルバムから1曲ご提供いただきました。

以前から楽曲の評判もよく、さすがのアレンジと演奏の確かさ。

大人の男の渋さ全開ですよー。

歌詞から伝わる男の生き様、勉強になります。

Disk2コンセプト

Disk2は夕暮れから夜へと誘うように時間経過を感じられるようにと曲順を決めました。

2枚のCDを通して聴いた後に、それぞれの皆さんの1日を感じていただけたら幸いです。

Disk2楽曲紹介

1. TAKKY「FMage」

拓郎age屈指のギタリスト、TAKKYがDisk2のトップバッターです。

唯一のアコギインストでのご参加。

ギター一本で多彩な音を奏でるテクニックは圧巻です。

拓郎ageでは弾き語りもされていまして、低音の渋い声もいずれアルバムでお披露目していただきたいものです。

以前、拓郎ageにて「コミュニティーFMラジオ局」の構想が持ち上がりました。

その際のテーマ曲として書き下ろした楽曲がこの「FMage」です。

確かにラジオのオープニングに使いたい一曲ですね。

ラジオ局構想、インターネットラジオはどうでしょうかマスター。

2. カシスオレンジ「黄昏に瞳閉じて」

拓郎ageの二人組アイドルユニット「カシスオレンジ」

作詞作曲はDisk1で登場した「もりやすし」氏によるものです。

アレンジと演奏は私が全面プロデュースさせていただきました。

デモ音源を聴いたときから素敵な楽曲で、アレンジ構想もすんなり浮かびました。

歌っていただくお二人にも気に入っていただけましてうれしく思っております。

息ぴったりのハモリも聴きどころ。

黄昏時に聴いていただくと染み入りますよー。

3. 長戸”のん”隆嘉「街に帰る」

生粋のブルース好きの「のんちゃん」。

全国どこへ転勤になろうとも、必ず拓郎ageに現れる強者です。

ブルースギターの腕もさすがです。

コンポーザーとしても器用に何でもこなし、一人多重録音も何のその。

ブルースファンにお勧めです。

4. 山室香里「越前」

山室香里(やまむろこうり)という名前はリングネームとしてご本人がつけたもので、

ジャケット写真もイラストですので、謎の雰囲気を醸し出しておりますね。

拓郎ageで幾度かご一緒させていただいてますが、人当たりの柔らかいロマンチストといった感じです。

今回の曲は艶っぽい大人の恋愛模様を歌った楽曲。

経験の無い私には書けない歌詞ですね。またまた勉強になりますm(__)m

ギターのカッティングの切れが良く、リズミカルです。

ブルースハープも吹きながらの力作ですよ。

5. 丸山眞弓「水になれ」

拓郎ageのイベントで一度お会いさせていただいた「丸山眞弓」さん

諏訪を中心に娘さんとバンド活動やソロでの演奏活動と、精力的に活動されています。

素敵なギタリストさんとのコラボが実現したとのことで、スマホで急遽録画した動画から音源を編集させていただきました。

親から子へ伝えるメッセージ性のある歌詞で、人生の真理を語っているような気がしました。

6. 佐々木直幸「ひまわり」

私自身面識がないのですが、拓郎ageでは「ナオイチ」さんと呼ばれているそうです。

楽曲を聴いたとき、心の底から突き上げるような、いい意味で「泥臭い」歌い方で。

この楽曲の歌詞にある自分の非力さというのは私自身もよく感じており、突き刺さるものを感じました。

魂の唄声をご堪能ください。

7. 大井俊行「悲しみの果てに」

しっぽりと切ないバーラードをここで一曲。

こういった楽曲がお好きな方だそうで、私自身もバラードが結構好きでよく歌っています。

孤独を歌っている歌詞で、失恋ソングは自分を癒すためにあるんだなーなんて思いました。

8. Usshiy-Akechi「さようなら 京都」

楽曲自体はフォークソングなのに、

アレンジのトリッキーさでフォークと感じれない不思議な魅力があります。

現在海外赴任中の「ウッシー」さん。

歌詞通りの「旅立ちの曲」となりましたが、日本に帰ってくるまでのアルバムエントリー楽曲はすでに提出済みと抜かりありません。

疾走感あふれるアレンジですね。

9. とーきょーしゃぼん「アタシノココロ」

男女二人組ユニットの「とーきょーしゃぼん」

うらぶれた世界観はこのお二人ならでは。

楽曲制作、アレンジ、演奏は男性の「やまちゃん」の手によるもの。

多重録音もご自身でされたそうで、楽しんで制作されたそうです。

とても雰囲気のある仕上がりになってますよ。

場末のスナックで聞いていたい1曲ですね。

10. 村越正広「オレのブルース for マリー」

長野の音楽界の重鎮「村さん」

自称「長野の拓郎」として精力的なライブ活動を長年行ってきております。

Disk1のトリ、エスプレッソの「小山健一」さんとは無二の親友とのこと。

公で頻繁に演奏しているオリジナル曲でエントリーいただきました。

やはり大トリを飾っていただきました。

人生の深みを背負った、酔いどれ男の魂の歌をご堪能下さいませ。

みんなで作り上げたアルバム

総勢21組による個性豊かな楽曲たちのコラボ。

それが一堂に会する聴きごたえのあるアルバムになったのではないかと自負しております。

ご参加いただき楽曲提供いただきました21組の皆様、

企画を立ち上げたくださった拓郎ageマスター「小林修司」さん。

毎年恒例企画として参加させていただけることに感謝しております。

作るごとに自分自身もレベルアップしていくのが楽しみです。

もうすでに次回作に取り掛かっている方もいるとかいないとか。

今後も楽しみですね。

ご購入は拓郎ageまでお問い合わせください。

今回から通販も可能です。

長文お読みいただきありがとうございました。

それでは、素敵な音楽ライフのために!

仲林

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