楽に歌うための3ステップ①

ヴォーカルトレーニング

声楽とは違う発声方法

詳細を解説する前の大前提として、この歌い方は

声楽の発声とは全く違います。

大抵のボーカル教室は声楽経験者が講師としていらっしゃいます。

声楽は「ベルカント唱法」と呼ばれるオペラなどで歌われる発声方法を目指しています。

しかし、軽音楽は「地声を使う発声」です。

あの「MY LITTLE LOVER」のVocal、AKKOさんは音大で声楽を学んでいたそうですが、

ポップスの地声を使った歌唱法に大変戸惑っていたようです。

根本的な方向性が全く違うのです。

簡単ではありますが、声楽の特徴を2つほど解説いたします。

腹式呼吸で声量を出す

平たく言うと「大声」を出すことです。

これはマイクを使わないでホールで歌うための発声方法です。

でも、軽音楽はマイクを使います。

そんなに声量はいらないのです。

腹式呼吸そのものはいずれ必要にはなります。

ですが、無理のない発声ができてから取り組んでください。

この順序を間違えると、

なんでも腹式呼吸で何とかしようとして危険です。

声を枯らします。

私自身がそうでしたが、発声もロクにできてないうちに腹式呼吸ばかり躍起になっていたころ。

(実際、教室などでは腹式呼吸を真っ先に教えているので仕方ありませんが)

高い声を出すときにお腹から声を出すように張り上げる癖がついてしまい、

声量を抑えて高音を出すことができなくなりました。

力んで声がひっくり返ることもしょっちゅうでした。

みんな同じ声で歌う

素人的に聞くと、どの歌手もみんな同じ声に聞こえます。

再現芸術ですので、そうするのが声楽なのです。

軽音楽では人それぞれ違う声をしています。

むしろその人だけの声を求めます。

軽音楽のボーカルを目指すなら

まだまだたくさんありますが、この2つだけでも軽音楽の発声は声楽とは異なります。

もし軽音楽のボーカルがやりたくて、音楽教室に通いたくなったら

声楽専攻ではない講師の方をお選びください。

そうしないと全く違う発声法の癖がついちゃいますし、直すのも時間がかかります。

むしろ独学のほうが地声で歌ってる分まだマシです。

ここのところをよーく認識していただき、これからの本題をお読みくださいませm(__)m

それでは、本題のステップ①です。

ステップ①  ヘッドボイス

そもそもヘッドボイスって何?

一般に「裏声」とか「ファルセット」といわれる声の出し方ですね。

男性で言えば、夢の国に住み着いてる某ネズミキャラ、日本語吹き替え版の声です。

頭部に響くように感じられるため「ヘッドボイス」と呼ばれています。

ヘッドボイスに慣れる

まずは、普通に裏声で発声したものを録音してみてください。

聞いてみると恥ずかしくなること請け合いです(T_T)

ですがこれが大事。

現状把握です。

私自身、とても歌声にはなりそうになかったです。

自分の声を「聞き慣れる」って大事です。

実はその声、もうすでに周知の事実です。

ワクワクしませんかー(;^_^A

裏声を歌声として使えるようにするには、

「声の通りをよくすること」を目指します。

地声で歌っているときのような芯のある声ですね。

これはステップ③の記事で実践していきますので、しばしお待ちを。

声帯の仕組みを理解して、筋肉の動きを感じ取る

まるで筋トレのようですが「筋肉と会話する」というのが最近は分かる気がします。

別の見方をすると、

筋肉が動くと自分自身の体感としてどう感じられるのか。

ここに細心の注意を払って意識します。

そして感じ取るようにします。

ではどこで感じたらいいのか?

それは具体的な構造を知ることにより目安がつきます。

喉仏の構造

まず、以下の図をご覧ください。

声帯の位置は喉仏の真裏です。

 

 

 

発声時に声帯を伸縮させる筋肉は主に3種類。

輪状甲状筋、声帯筋、閉鎖筋群です。

ヘッドボイスの発声では輪状甲状筋が主に働きます。

これは声帯を縦方向に引っ張って伸ばす筋肉となります。

ギターのチューニングをされている方は想像がつきやすいですが、

ペグをまわして、弦を張っていくとだんだん音が高くなっていきますね。

それと同じ現象です。

声帯がギターの弦と同じです。

この構造の為、高音を上げていくには輪状甲状筋を鍛える必要があります。

音域の広い曲を歌ってみる

地声から裏声までまんべんなく声が出せる曲を歌ってみてください。

私の場合、普段だったらまず歌わないスピッツの曲とか歌ってました(;^_^A

歌う時には声量を抑えましょう

さらに、口を大きく開けないようにしましょう

まずは喉のみに集中するためです。

余談ですが、日本語で歌うときは、

日本語そのものが大きな口を開けて発音する言語ではありません

口を大きく開けると不自然な言葉に聞こえますし(これは好みですが)

手を当てて確認する

手は細かい神経がたくさん張り巡らされている繊細なものです。

脈が指先でしか測れないのはその証拠。

皮膚の下の筋肉の動きも感じ取りやすいのです。

で、裏声になった時に喉仏がどう動いているか。

軽く喉仏に手を当てて確認します。

喉仏がどう動くか?

裏声発声時の喉仏が地声の時に比べ、

下方にグッと動くことが感じられるでしょうか?

もしそう動いてなかった場合、声帯に無理がかかってます。

図を見ると輪状甲状筋で引っ張って、高音になるようにできています。

喉仏を下方に動かして裏声を発声する方が楽です。

まずはここから。

上手く歌えなくていいです。

輪状甲状筋の筋トレと割り切って、動きを意識することが目的です。

背骨の支え

輪状甲状筋で声帯を引っ張るときには反対側にくっついている骨が支えています。

図にはありませんが、その後方で最終的に支えているのは背骨(脊椎)です。

背骨が後方に動くことはありませんが、背中側で支えているという感覚は意識しましょう

裏声の時に、首回り全体を両手で包むと首が膨らんでいるようにも感じ取れます。

「喉を開ける」ということ

実はこれが、ボーカル教室でよく言われる

「喉を開ける」の正体。

高音域に苦労していた時、よくこれを言われていました。

確かに到達するべき結果としては「喉を開ける」でいいのです。

ですがこれだけでは雲をつかむようなもの。

結局たどり着けませんでした(T_T)

現在は試した結果が出てきたこともあり、ようやく自分なりに納得したわけです。

まずは輪状甲状筋を鍛えよう

私自身がそうでしたが、曲を歌うときって地声はよく使いますよね。

でも、裏声は使わないことが多いです。

そうしていると裏声で歌う筋力が落ちてきます

最終目標は地声も裏声もバランスよく使えることですから、

まずは弱っているところを鍛えて筋力のバランスを整えることを目指します。

手っ取り早く結果を出そうとしても逆に遠回りになります。

バランスが取れていない状態で、地声も裏声も同時に鍛えたら筋力差が埋まりません。

すると、効果が感じられなくなるので諦めちゃうんですね。

もどかしいかもしれませんが、辛抱のしどころです(;^_^A

時間はかかりますが、来るべき未来を見据えて励みましょうね( ´ ▽ ` )ノ

 

このステップをご覧になったことで何かのきっかけになれば幸いです。

自分なりに研究すると身になりますのでいろいろお試しくださいね(-ω-)/

それでは、次回はステップ②ですよー。

素敵な音楽ライフのために!

仲林

acworksさんによる写真ACからの写真

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