楽に歌うための3ステップ②

ヴォーカルトレーニング

こんにちは、全力で歌うとダメージが残ってしまう仲林です。

前回の記事にて、ヘッドボイスのトレーニングについて解説いたしました。

まだ読んでないよーっ!

というかたはこちらから↓

楽に歌うための3ステップ①

ステップ② チェストボイス

チェストボイスとは

俗に言う地声と言うものです。

話し声は地声ですね。

ですが、歌うときに使う地声は質が異なります。

響きが深くなるのです。

その響きが胸部に感じられますので「チェストボイス」と呼ばれています。

喉仏の構造

では前回と同じく構造を理解しておきましょう。

図をご覧頂くとヘッドボイスとは逆の筋肉が働いております。

輪状甲状筋は緩み、声帯筋が緊張して声帯を厚くします。

喉仏は少し上に上がり(元の位置に戻り)ます。

ギターに例えますと、

弦を緩めた上に、弦そのものを太くする働きです。

この現象によって音が低くなります。

皆さん、覚えてますか?

子供の頃、

電話を切った後に急変する、

母親のあの野太い声を...

この仕組みによるものです(;^_^A

発声方法

キーが低い曲を歌ってみて下さい。

私は寺尾聰の「ルビーの指輪」で練習してました(渋すぎ)

発声時は胸骨に手を当ててみると感じ取りやすいですね。

胸骨に響くような発声になるよう工夫してみて下さい。

地声は会話でもよく使っているので、

歌い込みすぎないように気をつけましょう。

ヘッドボイスとのバランスを大事に。

響かせるために

チェストボイスは発声しやすいため、思わぬ落とし穴もあります。

伸び悩む原因の一つが「チェストボイスの扱い方」だったりします。

そこで、一つ大事なことを解説させていただきます。

これはすべての発声において共通することですが、

知っていると先生のアドバイスも納得いくものになりますので。

脱力

ボーカル教室やボイトレに通ったことのある方、

こんなことをよく指摘されませんでしたか?

脱力しましょうって。

レッスンに通っていたころ。

チェストボイスは歌いやすいし、力技でも大丈夫だろうと油断していると、、、

案の定、指摘されました(;^_^A

脱力が必要な理由、解説いたします。

響きの原理

まずは原理。

音は「振動」です。

水面が波打つこと同じ現象です。

池に石を投げて、水面に「落ちたところ」が発生源になり、

波が伝わってくるのは「水」があるからです。

これを体内の音(声)に置き換えてみます。

体内の「声帯」が発生源になり、

音が伝わってくるのは「骨」があるからです。

骨に伝わった振動がさらに空気に伝わって行きます。

それが「響き」として聞こえているのです。

近年は骨伝導のイヤホンもあるので、

骨が音を伝える媒体になるという事実も納得できます。

音が見える?

実はこの現象、目で見る機会がありました。

音を可視化できるカメラができたというテレビ番組がありまして。

検証として、狂言師の野村萬斎氏の発声を可視化していたのです。

その映像では、全身のありとあらゆる場所から音が鳴っていたのです。

よく見ると、足のつま先からも鳴っていたのには大変驚きました(;´Д`)

野村萬斎氏、恐るべし(;^_^A

話し声もダンディーで素敵でした(´∀`*)ポッ

これも長年の鍛錬の賜物ですね。

精進せねばと思った出来事です。

響きを妨げる原因

「骨」が響きを伝えています。

しかし、響かないときは何かが遮っているはず。

それは、、、

骨の周りにある「筋肉」なのです。

筋肉が力むことで、骨の響きが止まってしまいます。

この現象をギターの弦に例えますと、

じゃらーんと弾いて音が出ている弦を、

掌で押さえて音を止めることと同じです。

力むことによってこの現象が体内で起こっています。

脱力するには

響かせるには、力まないことです。

そのため「脱力しましょう」と指摘されるのですね。

では、脱力するにはどうするか?

それは「姿勢を正すこと」です。

ただし、

「まっすぐきれいにしよう」とは思わないこと。

なぜなら、きれいな姿勢にしようとして

力むから。

力んだら響かなくなります。

ですので、目指すべきは力まない姿勢です。

結果的には「まっすぐきれいになります」が、

どういう意識でそうなってるのかがめちゃくちゃ大事。

脱力できてるということは、

筋力を使わずにきれいな姿勢になっている状態です。

骨だけのバランスで立っているという感覚ですね。

これなら、姿勢を保つための筋力は使っていません。

骨が最も響きやすい状態になります。

具体的には頭、肩、腰、膝、足などの位置を探って、

姿見や誰かに見てもらいながら確認しましょう。

正しい位置は自分自身の体が楽になる位置です。

答えはご自身の身体が教えてくれますよ。

「楽であること」を目指してくださいね。

正しい訓練を

原理を理解して、先生からのアドバイスを訓練するのが何よりも効果が出ます。

私自身、先生から指摘された内容は裏を取るべく調べます。

で、やってみて聞いてもらいます。

個人的に偏屈な一面もありますが、社会人になると時間もさほどありませんので(;^_^A

無駄なことをしたくないというわがままです(間違いを経験するのも勉強になるんですけどね)

改悪の無限ループとならないために

得てして行き詰っている時ほど、間違った努力をしています。

不必要な力を使うので、歌っててしんどい

身体全体が強張ってる為、響きが悪くなる

響きが物足りないから余計に声量を出そうとする

さらに力んで、正直しんどい

という、永遠にしんどい無限ループに陥ります。

こうなった時、一人で抱え込んでしまいます。

さらには悶々と考え始めたりします。

「聞いてみたら声が痛いような、辛そうな歌い方に聞こえるな~」

「もっと鍛えないといけないな~」

「体力ないのかな?」

などと思い、どこで仕入れたかもわからないような謎情報の良いとこ取りをします。

そして腹筋100回などの筋トレを始めたりと、迷走し始めます。

これ、やればやるほど悪化する羽目になります。

何を隠そう、わたくしの黒歴史そのものですので(T_T)

出来る人に見てもらう

筋トレは確かに良いんですよ。

ただし、トレーナーさんに指導してもらって、

バランスよく身体全体を鍛えるならば。

歌うだけだから腹筋だけ鍛える

っていう、安易な発想は本当にマズイです。

構造的に、腹直筋に引っ張られて背中が丸まりやすくなるだけです。

猫背どころか、茹でた海老(海老背?)になりそうですね。

昔の自分に言ってやりたいです。

「はよぅ~レッスン行けや~、コラー(# ゚Д゚)」と。

筋トレもボーカルレッスンと同じことです。

正しい指導をしてくれるトレーナーが必要です。

ですので、早めに

目指すべきことが出来ている

専属トレーナーに見てもらうこと。

これで目が覚め、正しい方向へ歩み始めることができます。

 

では、以上でステップ②の解説を終わります。

次回は最後のステップ③ですよ~。

日々、コツコツと積み上げていきましょうね。

芸事は身についたら一生もの。

楽しんでいきましょう( ´ ▽ ` )ノ

 

素敵な音楽ライフのために!

仲林

acworksさんによる写真ACからの写真

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