福山雅治/IT’S ONLY LOVE(カバー)制作過程

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こんにちは。

演奏動画はすっかりご無沙汰の仲林です。

自分のカバー曲用に作りました。

かねてよりカラオケで楽しく歌っていた福山雅治氏の楽曲。

その中でも「IT’S ONLY LOVE」は私のお気に入りの1曲でありまして。

結構思い入れもあり色々と作り込みましたので、制作過程をお披露目いたします。

・ひとり多重録音を始めようと思っている方

・多重録音に取り組んでいるけど行き詰まっている方

・私へのカラオケ制作を発注しようか迷っている方(宣伝してスミマセン)

ご参考になればと思います。

動画にしましたので、まずは出来上がりをお聴きください。

準備編

コード譜作成

まずは楽曲の設計図「コード譜」を作ります。

・テンポとリズム

・メロディ(主旋律)

・音の構成を決めるコードネーム(和音)

・楽曲の全体構成(イントロ、Aメロ、Bメロ、間奏、アウトロ)

といった点を基にして、どんなアレンジ・演奏にするかを探っていきます。

テンポとリズム

以前、音楽の三要素という記事を載せましたが ⇨ 記事はこちら

演奏するときはもちろん、カラオケ制作でもこのポイントが大事。

まずはテンポ。

楽曲には一定の速度があります。

メトロノームを鳴らしてそれに合わせて鼻歌を歌います。

原曲に近い速度、もしくは歌いやすい(表現しやすい)速度にしっくりくるまで探っていきます。

メトロノームはスマホの無料アプリです。

私はこちら⇩を使用しています。

Metronome(keuwlsoft)

今回の音源は♩=113に設定しました。

メロディー(主旋律)採譜

テンポを決めたらメロディーの音を拾っていきます。

これを行う効能は以下の2点です。

楽曲キー(調性)の把握

メロディーの音を拾っていくと、どの音が常に「#(シャープ)」または「♭(フラット)」してるかということに気づきます。

それにより楽曲キーが判明するのです(詳細はまた別の記事で解説いたします)。

楽曲キーが判明すると「どんなコードが合うか」という目星がつけられます。

コードを手探りで付けていくのは時間がかかりますし、メンタル的にも辛いのです。

それを考えたらメロディーなら単音ですから、耳コピーできそうじゃありません?

正確な音の高さで歌う

メロディーの採譜は最終仕上げ「歌入れ」においても重要になります。

「どんな歌を歌ってもみんな同じに聞こえる」ということがありませんか?

これはメロディーの音が正確に取れていない場合が多いのです。

面倒で地味なことですが、仕上がりの差が大きく出ますので是非やってみてください。

歌い手さんでも案外疎かにしがちな「音をとる」という作業。

歌において、音の高さって結構ずれるんです。

私も未だ安定しません、、、

人間の体を楽器にするわけですから、ブレがちなのは想像に難くないですね。

コードネームの採譜

準備編の最後はハーモニー(和音)。

軽音楽では和音をコードネームで表記します。

譜面上では五線の上部にA、B、Cなどのアルファベットで和音を表記します。

これでハーモニーが決まります。

コードを歌に合わせて伴奏するだけでも、楽曲の伴奏っぽく聞こえてくるのです。

資料がない場合は耳コピーでコードを付けます。

特にオリジナル曲の場合は、自分で合うコードを探すのです(前述の通り、メロディーがわかればある程度の目星はつきます)。

今回のような既存曲ではU-FRETというサイトにコード譜が記載されています。

楽する為には何でも使いましょう。

しかーし、ここで注意。

コードが合っていない箇所もポツポツあったりします。

それ以外にも、肝になる1拍だけのコードなど細かい部分やイントロがカットされてたり。

原曲に合わせて演奏してコードが合うかを確認しなくてはなりません。

これが再現性の重要なポイントです。

楽曲の全体構成

イントロが何小節あるかなどのように、セクションという大きな括りで楽曲全体構成を把握します。

どこで盛り上げるか、静かにするかなど全体的な雰囲気のアイデアを考えていきます。

実務的には並行作業

採譜に関しては途中まで進んでから

「そういえば最初のあの箇所も同じだったなー」

と気づくことも多いです。

1つの視点だけではわからないことも、組み合わせによって判明してきます。

収録編

さあ準備も結構かかりましたが、ここからが本番。

収録するパートの順番は、楽曲・編曲により十人十色です。

では収録開始です!

ピアノ

私の個人的には、楽曲の伴奏をする役割を担う楽器から収録しています。

今回の楽曲はピアノとアコースティックギターが全体的に伴奏されていました。

編曲の方針としてはピアノを主体とした伴奏にしたかったので、まずはピアノから行いました。

コードの演奏と印象的なフレーズをピアノで演奏しています。

ベースとドラム

次がベースかドラムで迷うのですが、どちらもリズムを司るものです。

今回は歌をしっかり聞いてもらいたいとの思いもありベースを先に収録しました。

試しにドラムを先に収録してみたのですが、ついつい音数が多くなりすぎてちょっと喧しいなーと思っちゃったんです。

ですのでベースでシンプルなリズムパターンを作り、そこにドラムを重ねていくとちょうどいい感じになりました。

これでピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成となり、楽曲の全体像が音として明確になります。

アレンジの土台はトリオ編成で作るというのが、今までの経験で培われてきました。

アコースティックギター

この楽曲においてアコースティックギターはどちらかというと伴奏の役割。

全体的にアコギの印象も外せなかったのでもう一つの伴奏として追加しました。

グロッケン

ここからは装飾に入ります。

グロッケンは平たくいうと「鉄琴」のこと。

「山下達郎」氏のラジオを聴いていたところ、そんなお話をチラホラ聴いておりました。

いつか試そうと思っていたのですが、ようやく出番です。

とっても爽やかでバンド編成でも音が埋もれることなく効果的に使えます。

音源はDAWソフトウェアにはありませんでしたが、

手持ちの「MOTIF」というシンセサイザーに内蔵されておりました。

エレキギター

トレモロ(揺れ)のクリーンなエレキギターでリゾート感も欲しいなーと思って追加しました。

歌の内容は失恋ですが、爽やかな風景を見せることで逆に切なさが促進されるのでは?

という狙いもございます。

雰囲気作りで控えめでありながらも印象的な音にしています。

コーラス(4パート)

歌のハモリで2パート。

間奏やサビ前などで「あー」「うー」などのコーラスを行う2パート。

計4パートを入れております。

音は原曲に近いのですが、ちょこっと自分なりに一部変えております。

歌いやすくしつつも、雰囲気は損なわないようにという工夫でもあります。

ボーカル、サブボーカル

いよいよ収録の最終段階「ボーカル」に突入です。

私自身、歌うのが好きで音楽を始めたようなものですから、

一番楽しみにしているところです。

実はコーラス収録をしやすくする為に仮でボーカルは入れていたのです。

正確にはコーラスが仕上がってからの本収録というわけです。

サビではメインボーカルが食い気味に始まる箇所があるので、サブボーカルを別収録しています。

全て整ってから最後のメインボーカルを収録していよいよ完了です!

まとめ

記事にしてみると、だいぶ端折ってはいますが結構な工程があるなーと実感できました。

収録のあとはミックス・マスタリングもありますが長くなるので、また別の機会に。

音源作りは一つ一つ地味に作っていきます。

おかげさまで制作の受注もいただけたこともあり、緊急事態宣言なんかなくても私はずーっと前から「ステイホーム」でした。

たまには馴染みのカラオケバーに行こうと思ったら自粛でちょっと寂しいですが。

カバー曲動画が滞っていましたので、この機会にもっと作って公開していきますね。

次回作も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 

それでは、素敵な軽音楽ライフを!

仲林

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