遅く!もっと遅いテンポで!

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何度も言われていたのに、、、

私自身、数々の音楽教室でレッスンを受けてきました。

上達が実感できていいなと思った先生は、皆さん口を揃えて

「遅いテンポで練習!」

とおっしゃいます。

この事の重大さは、ひとり多重録音をするようになってから身に染みてきている次第であります💦

これをすっ飛ばして、

「とにかく早く弾きたいんだー」と焦るのは禁物です。

「ああ〜、やっとけばよかった〜😓」と後悔する上に、イチからやり直す羽目になります(実体験)

動画はこちら⇩

人間の身体の真実

遅いテンポで練習する理由。

それは、人間の身体の構造上、そうする事が最善だからです。

「何やら小難しい話ですなあ~」と思うかもしれません。

ですが、事実として楽器演奏や歌うことは

人間の身体を使っています。

身体の構造、仕組みを理解することは、

無理なく・怪我なく音楽を楽しむ為の道標です。

一見、何の役に立つのかわからないような練習こそ、

明確な裏付けがあってこそ行うべきなんです。

失敗を繰り返し、次こそはという意志。

私達の日常動作。

何気なく行っていますよね。

例えば、歩く事。

ひざを曲げて、片足を前へ蹴り出し、もう一方の片足は地面を蹴って身体全体を前進させる。

これをいちいち考えながら歩いてはいません。

物心がつく頃には、もう無意識レベルです。

ですが、歩けなかった赤ん坊の頃はどうですか?

何度も転んでは立ち上がり、出来るまで何度も繰り返します。

そうこうしているうちに、徐々に転ぶ回数は減っていきます。

そして、老化で足下が怪しくなるまでは滅多なことでは転ばなくなるようになります。

「出来るまで、出来るようになろうとする事」

これがカギです。

脳神経が出来る→身体がついて来る

「出来ない事」の別の言い方にすると「初めての事」です。

初めての事は出来なくて当たり前ですよね。

「動け!」という脳からの指示は、脳神経を伝わって身体にたどり着きます。

初めてことが出来ないのは、その動作をさせる脳神経がないから。

脳神経ができあがり、身体が動作について来れるようになって、初めて動けるようになるのです。

では、その脳神経はどうしたらできあがるのか?

それが「繰り返しトライする事」なのです。

ただし、ダラダラと何となくやっていてはできません。

出来なくても「こうだ!」と自身に言い聞かせるように、

集中する事がとっても大事。

集中力を切らさないよう、短時間が良いです。

1時間も使いません。

10分を毎日やったらすごいことになります。

やっていることはリハビリと同じです。

リハビリってかなりしんどいです。

そんなに何時間も出来るもんじゃあない。

むしろ長時間行うと、集中力がなくなって効果が出ません。

これも大事なこと。

集中しないと脳神経はできあがって来ないんです。

人間の身体というのはつくづく不思議なものだと感じます。

脳神経が出来、実際の動作をする身体が脳の指令について来るようになる。

これが出来上がるまでは、何度も失敗するのです。

ですので、すぐ出来ないからとあきらめるのは誤った認識です。

ゆっくりテンポでじっくり確認する

大人になると偏った常識が邪魔をします。

広く一般的にコツとか、これだけ覚えれば大丈夫的なアドバイスは山のようにあります。

肝腎なことはそのことを「出来るまでトライし続ける事」です。

何ヶ月で出来るようになるという保証はありません。

まずはじっくり理解する必要があります。

そこで遅いテンポが重要。

ゆっくり自分に教え込むことで脳神経がメキメキ張り巡らされていきますので。

遅いテンポで対応できると、必然的に速いテンポになっても対応できます。

ですので、速いテンポの練習はしなくていいんです。

むしろ速いテンポばかりで練習することは、雑になることを助長します。

大変危険な練習方法ですので、

速いテンポの練習を推奨する先生は避けてください。

「雑さ」が発覚するのは録音したあとなので、

「あんだけ頑張ったのに〜」とかなり愕然とします。

録音しないとそれにすら気づけませんので、ご自身の演奏を録音する事も超大事ですよ〜。

スマホで充分ですし、動画も録れるならより良いです。

ご自身で弾き方のチェックができますのでオススメです。

才能は存在しません

何の苦労もなく出来る人なんかいないんです。

さも、簡単そうにやってのけたように見えてるだけなんです。

この事実を実感しているか否かによって、発言にも違いがあります。

実体験を例にします。

特になにもしていない方から

「あなたは才能があるからね~」と言われます。

褒めてるように聞こえますが、前述の事実を知ったあとでは嬉しくないんです。

ご本人は、何か出来るわけでもないのに。

何故、評価出来るのかが全くの謎。

「いや、結構しんどかったんだけどな~」と複雑な心境になります。

でも、事実を知らないのは仕方ないので、想いはそっと胸にしまいました。

プロキーボーディストの方から

「大人になってからピアノ始めたの?よく弾けるようになったね。大変だったでしょう?」

これ泣きそうになりました。

すごく深く理解してくれて、めちゃめちゃ嬉しかったんですね。

この方は男性でしたが、危うく「惚れてまうやろーーー!!」と叫んでしまうところでした💦

ご自身も相当苦労されたんだなーと、思いを馳せておりました。

才能という幻想

この言葉を聞いてから、

「才能というものがある」って事がウソだった

という確信を得ました。

これは断言します。

訓練でしか出来るようにならないのは前述の通り。

この「才能がない」という言葉。

裏を返せば、

「一生懸命取り組むほどの興味がない」ということです。

ここが日本人のわかりづらいところ。

「才能がない」って言えば、自分が傷つかないですから。

心の底から面白いと楽しめることを

興味がないのなら、むしろ何の問題もないです。

おもしろくもないことを無理強いさせる気なんて、さらさらありません。

それなら別の楽しいことに時間を使った方が、有意義な人生なはずです。

このブログも本当に興味があって調べた方しか、ご覧頂けないはずです。

それでは、素敵な軽音楽ライフを!

仲林聖晃

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