電子ドラム修理してみた【DTXPRESS】キックパッド編

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こんにちは。

初めての就職先は某家電量販店の出張修理サービスマンだった、なかばっしーです。

掘り出し物の電子ドラム

ドラムレッスン生徒さんのご厚意でYAMAHAの電子ドラム【DTXPRESS】を寄贈いただきました。

倉庫に眠っていたそうなので作動するかどうか微妙でしたが、、、

とりあえず音はちゃんと出ましたので、ありがたくスタジオで使わせていただくことにしました。

何やら不具合発生、、、

結構使えるのでルンルで演奏していたら、急にバスドラの音が全くしなくなりました💦

バスドラのパッドの配線接続箇所を確認すると、何やらグラついている、、、

配線外してパッドをフリフリ、、、

すると何やら「カラカラ」音がするではありませんか💦

これ絶対なんか壊れて外れてる!

元家電修理屋の勘が叫んでいる!

なかばっしー、分解修理の決断を下しました。

故障箇所診断

ひとまずバラバラに分解。

すると、ケーブル差し込み端子のハンダ付け部分が見事に割れていて。

かつ、部品の足がポッキリへし折れているではありませんか💦

ひとまずハンダを外して、部品を取り出したのがこちら。

足がきれいに折れちゃってるし、代わりの部品はなし。

部品自体はまだ壊れてないので、なんとか接続し直すことにしました。

ジャンパー線をつける

ジャンパー線(電子部品製造業経験者はわかると思う)は平たくいうと「電線」

まずは、足の折れた箇所に電線の片方をハンダ付け。

次は、基板に部品をハンダ付け。

仕上げは電線のもう一方を電子基板へ「ジャンプ」してハンダ付けします。

ってなわけで、「ジャンパー線」って言います。

これで電気的には接続したことになるので機能するんですよ。

製造業の仕事をしてた時、部品をよく壊してはこんな対策をしていたものです。

組み立て

これで基板修理完了しましたので、組み立てて戻していきます。

まずは板金の穴に合わせて基板を差し込み。

「OUTPUT」のところは外側からナットで締め付け。

基板がグラつくのでビニールテープで補強。

パッドから出ているコネクタを基板に差し込んでと、、、

重ねたら表側から4箇所ネジ締め。

キックペダルが当たる部分の破損がなかなかのものだったので、ビニールテープで補強。

これで修理完了!

ドラムセットに戻して試奏

パッドの破損が激しかったせいか、少々反応が鈍いもののちゃんと音が出るようになりました。

レッスン&練習用と割り切って使う分には充分でした!

生徒さんのレベルによってキックパッドだけ買い換えればいいか、

ってくらいなのでこれから大活躍しそうです!

電子楽器の修理、仕事になるかも?

今回やってみて思ったのは、電子楽器の構造って意外と単純ってことでした。

家電はどんどん精密化&小型化が進んで修理なんてほとんど出来なくなりましたが、電子楽器はまだ人の手で直せる余地がありそうです。

もしこのブログをご覧になって、私へ機材の修理を依頼されたい方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせくださいね!

使い方がわからないとかでもいいですよー。

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それでは、素敵な音楽ライフを!

なかばっしー

 

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