音楽を楽しむ④ コード譜がない問題

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弾きたいけど弾けない曲

こんにちは、仲林です。

コードでいくつか曲を弾けるようになった頃、

いつか弾きたいと思ってた、あこがれの曲に挑戦したくなりますね。

でも、コード譜がなくて困った経験がありませんでしょうか?

例えばその曲がマニアック過ぎて、ネット検索してもコード譜が出てこない。

見つかったとしてもなんかコードがしっくりこない、合ってない気がする、

弾いててなんとなく気持ち悪い、なんてことがよくありました。

私自身、最初にピアノを始めた頃に困ったのが

この「コード譜がない問題」でした。

 

ピアノソロの曲でも弾きたい曲があったのですが、

作曲者本人の強い意向から楽譜の出版を差し止められていた、

なんてこともありました。

最近は歌本のコードもだいぶ正確にコードをとっているようですが、

やっぱり自分の思っている曲のイメージ違うことが多々あります。

好きな曲だからこそ、マニアックなこだわりがあるんですね。

 

コード譜はあったけど、、、

新聞配達のバイト代をつぎ込み、

楽器屋さんを渡り歩いては歌本を買い、弾いてみます、、、

バンドスコアなら正確だろうとも考え、購入し弾いてみます、、、

やっぱり、どうしても違うところがあるんです。

惜しいところが1,2か所だけなんですが気になっちゃって、、、

この当時中学生だったので何にもわかりません。

解決できるようになったのは、

社会人になって音楽学校へ通うようになってからでした。

 

「耳コピー」出来るようになる

コード譜がない問題」を解決できたのは「耳コピー」ができるようになってからです。

「耳コピー」は聴いた曲からコード、メロディなどを聞き取って譜面などに起こすというものです。

これによって「自分でイメージした通り」のコード譜が作成できるようになりました。

以降、やりたい曲に関して歌本やバンドスコアなどは購入しなくて済むようになりました。

「耳コピー」し始めたころは、絶対音感が無いのにどうやってやるんだと不思議でした。

 

クラシックピアノでは「ソルフェージュ」というものがあり、

これは、

ピアノで鳴らした音の音名(ドレミ)を楽器を使わずに当てる

というもの。

これ、挑戦しましたが全く出来る気がしません。

出来るって思えなかったら、、、出来ないんですよね。

完全に挫折です。

 

ソルフェージュで挫折してますので、

音楽学校で「耳コピー」を始めるにあたり少々不安が、、、

ただ、今度は楽器が使えます。

CDなど弾きたい曲の一部分を繰り返し再生、

楽器と同時に弾いて、音が合っているかを聴き比べる。

という方法ですので、感覚としてはギターのチューニングと同じです。

チューニングできる音感があれば耳コピーは可能でしたから、

地道な作業ですがこれなら出来そうって思えたんですね。

 

「耳コピー」は、 基礎的な音楽理論と組み合わせて行います。

手順として、

① 曲のメロディーを聞き取り(楽器弾いて聞き比べ)、メロディーからその曲に使われているキー(音階)を割り出す

② キーを元に使われていそうなコードの見当をつける

③ ベース音(単音)を聞き取り、そのベース音が入っているコードを当てはめる

ざっくり言うとこんな感じです。

分数コード、テンション入りのコードなどのちょっと複雑なものは、

数をこなしているうちに分かってきます。

曲がポップスであれば、ある程度お決まりのパターンが分かってきますので、

それを当てはめたりしてます。

 

「目コピー」も有り

最初は大変手間のかかる作業でしたのでしんどかったです(´;ω;`)

どうしてもわからないコードやフレーズなどは、

DVDをスロー再生して目で弾いてる場所を探し(目コピー)凌いでいました(;^_^A

今はYouTubeがあって参考動画が無料で見れちゃいますから、

耳コピーも目コピーするには、いい時代になったものです(スロー再生もできちゃいますし)

 

まとめ

弾きたい曲のコード譜がなかった「おかげ」で、

必死に耳コピー・目コピーして、譜面を作る、練習する。

聴いて、見て、書く、弾くことを繰り返していました。

それがいつの間にか、総合的なトレーニングにもなっていました。

無いものは自分で「作り出す」こと。

この経験が後々いい結果をもたらすのは、それから10年以上たってからでした。

当時は随分遠回りしてるなーと思ってましたが、

今振り返ってみると、とても貴重な時間でした。

 

それではまた(^^)/

ご覧いただきありがとうございます。

仲林

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